生まれました。













1980年3月18日7時43分にわたしは生まれました。

今日で生まれてから395ヶ月・11688日たちました。

大人になってから、
母のお腹の中にいたときと
出産時の記憶がよみがえりました。

母がわたしを授かったことを初めて父に伝えたとき、
父はとってもよろこんでくれました。

わたしは祝福されている存在です。

お腹の中は暗闇とピンクコーラル色が入れ替わりで
たのしいよ。

くるんくるん。


ピンクコーラル














ときどき父と母がお腹に手をあてて
わたしの話をしているのが
お腹のなかで聞こえています。

お風呂にもぐっているような
耳がつまっているような、
ぼわ~んとしたかんじ。

なにを言っているかはわからないけれど、
愛の波動が伝わります。

あるとき自分の動きで
母が反応することに気づきました。
精一杯からだを動かしてみる。

動くたびに
母が、外のみんながよろこぶので、
いっしょうけんめいアピール。
こっちはげんきだよー!


だんだんお腹が大きくなってきて、
母がしんどそうにしています。
腰もつらそうです。

以前は動くたびよろこんでくれたけど、
いまは激しく動くとつらそうだから
あんまり暴れないでおこうかな、
なんて赤ちゃんなりの配慮。

そろそろ出なくちゃいけないかな。
でもまだここにいたいな。

そんなとき、とうとう陣痛が始まりました。

わたしはまだ居心地がいいので出たくありません。
それに外がどんな世界かもわからないし。
少なからず、
くるんくるんしているだけではいけない環境になる
ということはなんとなくわかります。

でも、時間の流れが、
すべての宇宙のバランスが、
外の世界にいくときと言っているようです。

じゃあ、そろそろいきますか。

これは、どうやって出るのかな?
手からかな、足からかな、なんてやっていると、
頭がすぽっと出口にはまり、

『こういうもんなんだよ。
(ごちゃごちゃやらなくても、
流れに身をまかせればいいんだよ。
自然にその流れになるだけだから)』

と誰かの声か、自分の悟りの声。

頭って発想はなかったな、
なんて感心しながら、
途中のトンネルは暗くて狭くて
やっぱりもとにもどりたーい。

でも押し出す力のほうが強まり、
戻ろうとする意識は母を苦しめているようだと察知し
出る決心をしました。

押し出そうとする力にあわせて
わたしもがんばる。

う~ん、えいっ!

外に出てみると
今までの暖色みかん色とは違って、
白色蛍光灯が冷たくまぶしい。

看護婦さんがすごい勢いで冷く固い台に
わたしのからだを移動する。

仰向けで地面と水平に移動するってのは
いままでにない動き。

羊水のなかとはちがった重力感。
まだ慣れていないのでお手柔らかに。

若手っぽい看護婦さんが
ベテラン看護婦さんに
へその緒をどのあたりで切るか、
とアドバイスをもらっている。
(よろしくおねがいね!)

いままでお母さんとつながっていた生命線を
さくっと切られるとけっこうショック。

でも、へその緒切れてもこのからだ、
外の世界では大丈夫みたい。

ひとしきり終わったあと、
またすごい勢いでからだを移動される。

母のベッドだ。
お母さんが側にいる。

生んでくれてありがとう。

この体をまっとうします。

こうしてみると、
出産時は
あかちゃんに、外の世界もいいもんだよと
思わせる環境づくりがたいせつなのかも。

世のお母さん、
あかちゃんが泣き止まないときは、
暖色系のライトにしてみてはいかが?





地球歴でわたしの生まれたときの星の位置を見てみると、
星たちがすべて右側に位置している。
おもしろいな。